塾講師のアルバイトは正社員登用を目指せる

大学生のアルバイトで、実績を残せば正社員登用の可能性が高まる仕事といえば、塾講師です。
学習塾には大きく、集団塾と個別指導塾の2つがあります。
集団塾は生徒たちを1つのクラスに集めて、そこで指導を行います。
学校の指導形式に近い形です。
講師は10人から20人程度の生徒を担当します。
それに対し個別指導塾は、それぞれのブースで勉強する生徒のところを講師が回り、指導していく塾です。
講師は1コマで1人から3人程度を受け持ちます。
指導教科のニーズが高いのは英語、数学、国語の3教科です。
このうちのどれかに、ある程度専門的な知識が必要となるでしょう。
しかも、自分が理解しているだけではだめで、それを生徒たちにもわかるように噛み砕き、優しく伝えてあげなければなりません。
最初のうちは、その日に指導する内容を十分に予習しておく必要があります。
ただ、この予習にかかった時間や、授業後に報告書を作成する時間は、多くの場合、給料が発生しません。
そのため、拘束時間のわりに実際の時給は高くないという意見もあります。
比較的自由に働く時間を設定できるアルバイトではありますが、予習や報告書作成の時間をどう作るかがポイントになります。
また、中学受験や大学の医療系学部などは入試問題が難しいため、経験者でないと厳しい一面もあります。
さらに、多くの学習塾は合格実績の良さを売りのひとつに掲げています。
そのため、塾講師のアルバイトは生徒の将来にまで関わる責任の大きな仕事であり、責任が大きいからこそ良い結果を出せば正社員登用へのチャンスが広がるのです。